宿題のある塾とない塾、どちらがいいの?メリット・デメリットを解説!
公開日:2023/08/15 最終更新日:2023/06/15
塾選びをするときには宿題がある塾とない塾どちらがよいのか迷う場合も多いでしょう。子どもに学力をつけてもらいたいけれど、勉強嫌いにはなってしまっては塾に通うことが苦痛になってしまうため判断が難しいポイントです。今回は宿題がある塾のメリット・デメリットを解説します。塾選びの参考にしていただければ幸いです。
宿題がある塾のメリット
学校の授業と宿題だけでは、学習時間が少なく学力を上昇させるのは難しいでしょう。家庭での学習時間を確保したい場合は宿題のある塾に入塾するとメリットがあります。
学習時間の増加が見込める
学校の宿題以外の学習を家庭でする習慣がない場合、塾で宿題があれば必然的に家庭での学習時間を増やせます。家庭でどんな学習をすればよいか子どもが把握できていない場合や、子どもにどんな勉強をさせればよいか親もわからない場合などは宿題があるとよいでしょう。
家庭学習の習慣が身につく
塾では、授業で教わった項目から講師が選んだ宿題が出されます。そのため、なにをどのくらいやればよいか決められているので、迷うことなく学習ができるでしょう。定期的に宿題を解くことによって、家庭でも学習をする習慣が身につきます。
知識の定着につながる
塾に通っていれば自然と学力が上昇するわけではありません。習った知識を復習し定着させることが大切です。
授業を聞いてその場で理解したつもりになっていても、復習をしなければ知識を定着させることが難しく、塾に通っている時間が無駄になってしまいます。宿題のある塾であれば、毎回習った知識の定着を宿題でおこなえます。
宿題がある塾のデメリット
宿題を解いていれば学力が定着するのでデメリットはないのでは、と思う方もいるかもしれません。宿題のデメリットについて紹介します。
時間が無駄になってしまう場合がある
塾の宿題は多くの場合、授業で習った範囲から生徒全員に同じ問題が出題されます。同じ問題が出題されているため、授業を受けて基本を理解できていない子どもは、よく分かっていないまま宿題を解かなければなりません。
宿題を終わらすことが目的となり、知識が定着しないまま時間だけを使ってしまうというデメリットがあります。
自分の苦手な部分に気がつけない
宿題があると自主学習をする時間を確保するのが難しく、どこを理解できていないのか考えたり、把握する時間がなくなったりしてしまうのがデメリットです。宿題が多すぎる塾に通う場合は、出された宿題を解くことだけが習慣となってしまいます。
学力の上昇のためには自分の理解できていない点や苦手な部分に気がつき、復習をして解きなおしをすることが大切です。宿題がある場合は、自主学習で復習をする時間も確保できているか注意しましょう。
学校と塾ならどちらを優先すべき?
部活や習い事があって忙しい場合は学校と塾、両方の宿題を終わらせることが難しい場合もあるでしょう。学校と塾ならどちらの宿題を優先すべきか説明します。
公立の学校に通っている場合
学校と塾の宿題のどちらを優先させればよいか迷う場合もあるかもしれません。公立の学校に通っている場合は、まず学校の宿題を優先しましょう。学校の宿題をしたり、学校のワークを繰り返し解きなおしたりすることが定期テストへ向けた対策になり効果的です。
学力が高い場合でも定期テストの得点をとり、宿題などを提出していないと内申点が下がってしまい進学の際に困ってしまう場合もあります。そのため、学校の宿題を優先させた方がよいでしょう。定期テストで上位を狙うのであれば、応用問題の対策も必要です。
テストでは得点差をつけるため、いくつか応用問題が出されます。上位を習う場合は、学校と塾両方の宿題をしましょう。頑張ってもスケジュール的に終わらない量の宿題が出されている場合は、帰宅時間や1日に確保できる時間などを塾に伝え、適正な量の宿題を出してもらえるようにお願いしましょう。
私立やレベルの高い学校に通っている場合
私立やレベルの高い学校に通っている場合はテストでは理解力が試される問題が出題されることが多いでしょう。授業の内容を応用した問題が出題されるため、学校の授業や宿題だけを復習していてもテストで得点をとることが難しいです。
その場合、これまで解いていない問題を解く必要があります。塾の宿題を解くことで理解を深め、応用力を身につけると効果的です。学校の宿題は提出しなければ内申点や評価が下がる原因になるため、提出は必ずしましょう。
まとめ
宿題のある塾とない塾どちらがよいのか、メリットとデメリットを紹介しました。家で自主的に勉強をする習慣がついていない場合は、宿題のある塾を選んで学習の習慣を身につけるのがおすすめです。なにをどのくらいやればよいか教えてもらえるため、学習の習慣をつけるにはよいでしょう。
ただし、個人に合わせた宿題が出されてない場合は注意が必要です。理解できていなくても宿題を終わらせることが目的となってしまい、知識を定着させることができない場合があります。そのため、塾での宿題の量は学校の宿題と自主学習の時間が確保できるくらいの量がちょうどよいでしょう。